水文・水質関連(ダム関連)

たわみ計

ダムは治水や利水に広く利用されています。ダム堤体は常に大きな水圧を受けるとともに、地盤変形などの影響も受けています。たわみ計はプラムラインとも呼ばれ、ノーマルプラムラインとリバースプラムラインがあり、ダム堤体の変位を測定し、ダムの安全性をチェックしている装置です。

たわみ計の主な特徴

ダム堤体のたわみを0.1mm単位で計測します。ダム堤体によっては複数のたわみ計を導入しています。
ダム堤体は大型コンクリート構造物である為、たわみ計と併せて気温及び水位観測をする事が重要です。

メンテナンスの必要性と導入(更新)時の留意点

0.1mmの測定精度を求められる装置であること。ダム堤体内部(監査廊)の特殊な環境下で長期間計測出来る耐久性。通年安定した観測を続ける為に、定期点検を実施します。新規に導入する時はプラムラインの位置決めや、測定装置設置場所の通年環境はどうかなど確認が必要です。また計測した値の伝送方法もダムごとに適した提案が可能です。更新時においては、既設と新設の値の関連性を十分に理解把握した上で交換します。設置、メンテナンスの実績豊富なタイプエスへご相談下さい。

漏水量計

ダムでは監査廊で漏水量を測定しています。漏水量は三角堰や四角堰などで測りますが、越流した水の高さを測る為に水位計を設置します。測定精度は±1mmという高精度を求められます。弊社では高精度でメンテナンスが簡単な静電容量式を推奨しています。フロート式も高精度ですが、導水ホースが石灰等で詰まり易い為、管理上注意が必要です。

既設製品の見直しや新規導入において、多種な提案が可能です。お問合せ下さい。

ダム用水位計

ダムは流域面積が広い為、1cmあたりの水位変化で貯水量が大きく変わることから高精度な水位計を求められます。水面の上下移動を計測するフロート式水位計が利用されることが多いですが、観測井の状況により水晶式水位計を利用する場合もあります。水晶式水位計は高精度な水位計ですが、ダムの様に計測範囲が大きい場合、水の密度が変化する為に測定精度は影響を受けますので注意が必要です。ダムの測定範囲毎にスパン調整して対応する製品もありますが、弊社では、層別に水温補正をし、安定して高精度を保てる「水温補正付水晶式水位計」を推奨しています。

水文・水質観測(その他)

水文・水質観測分野には、他にも様々な製品がございます。

この他、水位、濁度、浮遊砂、掃流砂の計測機器及び制御装置など。先ずはお問合せ下さい。

観測・点検トップはこちら

気象庁検定についてはこちら

YouTube