気温計・湿度計・気圧計

気温計と湿度計

気象観測における気温観測では、白金抵抗体(Pt100Ω at0℃)を用いた「気温計」が主流です(気象庁では「電気式温度計」という名称になります)。気温計を正しく使用するには太陽からの直射熱を防ぐ「百葉箱」、「通風筒」などが必要です。また気温計と記録部間の距離が長くなる場合には、信号線の数は4線式とすることをお勧めします(気温計の信号種類が抵抗値であることから、信号線側の抵抗値の影響も受けてしまう為)。「通風筒」には電源を使用する「強制通風筒」と自然風を通す「自然通風筒」などがあります。

気温計・湿度計と付属機器の主な種類

◆ 気温計(電気式温度計)

  • 3線式(一般的なもの ) 
  • 4線式(隔側距離が長い場合)

◆ 湿度計(電気式湿度計)
◆ 気温湿度計
◆ 露点計 (ヒーター付有り)

※露点計だけでは湿度観測は出来ません。気温計と併用する事で湿度観測が可能になります。

◆ 百葉箱(正面は真北に設置)

  • 数種類大きさを選べます
  • 壁掛型や小型なものもあります
  • 扉は両開きタイプ、片開きタイプ
  • 脚部は金属製や木製など

◆ 通風筒

※気温計と湿度計を同時に格納出来る製品もあります。

◆ 強制通風筒(縦置き型、横置き型)
◆ 自然通風筒(複数メーカー有り) 

気象庁有効期限について

観測した気温や湿度データを発表する場合には、使用した気温計や湿度計及び露点計が気象庁の検定に合格したものでなければなりません。気象庁検定の有効期限はそれぞれ無期限です。但し、気温計の場合は白金抵抗体の精度低下、湿度計や露点計の場合は他の気象測器よりも精度低下が比較的早いので定期的な確認(点検)は必要です。 

(露点計を用いて湿度観測をする場合は、必須となる気温計も気象庁検定を合格していること)

選定のポイント

  1. 観測地点周辺は大気の影響(輻射熱など)を受け易い構造物があるか?
  2. 電源は確保できる地点か?
  3. 観測要素は気温だけか?
  4. 降雪のある地点か?  など

気温計と付属機器は多くのメーカーが取り扱っており、コストも製品も様々です。また気温計と自然通風筒を用いると電源不要で気温観測が出来ますので、適材適所のご提案が可能です。是非、ご相談下さい。

気圧計

気圧観測には気圧計を用います。液状型水銀気圧計やアネロイド型気圧計及び電気式気圧計等がありますが気象観測など連続的に電気信号値が必要な設備においては、電気式気圧計を使用する事が一般的です。気圧計を気象観測設備付近に併設する事が多いのですが、大気圧観測は標高の影響も受けますので、観測地点(露場)と観測設備の高低差が大きい時はご注意下さい。 また一般的に天気予報などで用いられる気圧値は海面気圧です。高標高の設置場所だと現地気圧値は低くなりますので、併せてご注意下さい。

気圧計の主な種類

◆ 気圧計(電気式気圧計)

気象庁有効期限について

気圧計(電気式気圧計)の気象庁検定有効期限は無期限です。

選定のポイント

  1. 電源が確保できる地点か?
  2. 設置場所は屋内?屋外?
  3. 管理したい値は現地気圧?海面気圧? など

気圧計にも様々な付属機器があります。是非、ご相談下さい。

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